琉球の織り(2)


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此方でご紹介するのは、八重山みんさー織りです。

本来は 「みんさー布」 と呼ばれる
婚約をした女性から男性に贈られた、五つ柄、四つ柄の角帯を指します。
“いつ(五つ)の世(四つ)までも末永く”という願いが込められたものでした。
帯の両側に織り込まれたムカデ柄は
通い婚時代“足繁くお出でください”という意味が表現されたと言われています。

みんさーと言うのは綿紗(中国ではメンサー)あるいは、みんは“綿” さーは“狭い”からきたとも言われています。
原則的には
絣括りされた綿糸により、五つ四つ絣柄で、平織り(経畝織り)されたものとなります。



伝統的な柄を織り込んだタペストリーです。
紅い色は琉球茜、青は琉球藍、黄色は福木、茶色は紅露(クール)で染められたものです。










下の写真が伝統的な “みんさー布”
帯の両側にムカデ柄が織り込まれています。





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